福岡県第4学区の受験&学習情報局

主夫教室長の悪戦苦闘日記

戦争の事を小学生と話しました。

私の担当する生徒さんに小学4年生の子がいる。

 

生徒たちもロシアとウクライナの戦争に関しては学校の先生の話やニュースで情報を得ているようで、一様にロシアは許せないといった意見だ。

私もそう思う。担当する生徒さんもそんな反応だった。

しかし、子供たちにはなるべく広い視野を持ってもらいたいと思っている。

だから、ロシア側に立ったものの見方について話し合ってみた。

ロシア人からみれば、自国の安全を守るためのスペシャルミッションで、決して戦争をしているとは思っていない。なぜなら、ロシア政府が選んだ情報のみを与えられているからだ。

 

戦争にはそれぞれの正義があり、どちらが正しいということはないのだと話したところ、とても驚いていた。今まで先生やテレビで言っていることと少し違うと感じたからだろう。

続けて友達や親兄弟との喧嘩に置き換えて考えてもらった。これもまたお互いに言い分があり相手の気持ちを相入れる事ができないから喧嘩になっているのではないか?という投げかけをしてみた。

少し思う所があったようで、解決策に話が及ぶと、相手の言い分をよく聞き、自分の言い分もしっかり話す事が大切だといってきた。

一方的に押し付けるのではなくて相手の意見をきちんと聞く事が大事なんだと思ったと結論付けた。

 

子供の方がよっぽど大人なのだと思った。

物価が上がるから嫌だなと真っ先に考えた自分が少し恥ずかしくもなった。

有意義な雑談でした。