福岡県第4学区の受験&学習情報局

主夫教室長の悪戦苦闘日記

若い友達

私には20歳の友達がいる。

2周り以上年下の女の子だ。

私はこの子をとてもリスペクトしている。

 

初めての出会いは2019年の8月ごろだった思う。

高卒認定が取りたいということで、ふらっと塾に現れた。

家庭の事情などで高校を中退することになったらしくアルバイトや家事手伝いで18歳まで過ごしたという。

周りの同級生が卒業し大学に通っている姿などをみてこのままではいけないと思ったということだった。

 

ほとんど単位が取れていなかったので2年越しで高卒認定取得の計画を立てた。

11月の試験でひとまず取れるだけ取ろうということで、塾では英語、数学も授業をしてその他は過去問などを解きながら日々の計画を立て取り組んだ。

自分でやろうと決めたことだったのでよく頑張っていた。

 

そして11月の試験で全ての単位を取得してしまったのだ。

 

本来であれば20年4月に大学生や専門学生になることが可能だったのだが、しばらく連絡が途絶えることになった。

 

1年以上経った昨年夏頃に教室にまたもやふらっと現れた。

いろいろあって受験することができなかったが、今年こそは大学入試にチャレンジしたいとのことだった。

 

事情があり塾に通う費用がないから自分で頑張るということだった。

私は友人としてお手伝いを約束した。

教材や自習場所、大学入試の情報などを提供した。

 

心理学の勉強がしたいということで香椎にある総合大学の入学を目標に頑張ったが第一志望には届かなかった。しかし第2志望の大学には合格しており春から大学生になる。

 

ポケモンのTシャツとサンダルばきでケタケタ笑いながら授業を受ける元ヤンの香りのする粋なお姉ちゃんが春から大学生になるという。

 

勉強は本当にいつからでもできるものだと教えてくれた、私にとって恩人のような女の子だ。

 

春から楽しいキャンパスライフが送れることを心から願っています。