福岡県第4学区の受験&学習情報局

主夫教室長の悪戦苦闘日記

主夫

妻が大学に通い始めて10日ほどになる。

変化は予想していたが、思ったよりも大きな変化があった。

 

1つ目は収入面である。

今まで妻がパートをしていたおかげで生活が成り立っていた。

妻が学生になるとその収入がなくなるのだ。

子供達が手を離れたとはいえこれは大きな出来事だった。

でも、お金が足りなくなったら、私が昼間働けばいいと思っていた。

塾の開校からしばらくは午前中ホテルで清掃などの仕事をしていたこともあり、そこから得るものも多くあったので苦ではないと思っていた。

 

2つ目は家事である。

妻の帰りは19時を越えることが週に2日あり、そのほかの日も18時前位にはなる。

食材の買い出しだけでなく、そもそも夕飯を作ること自体が困難なのだ。

 

私はひとり親で育児をしている人が、なんとなく大変であるとは思っていた。

しかし、思ってた以上に大変なことが、近い状況になってわかったのだ。

 

もちろん、今のこの状況は私たちが望んでなったことなので不平不満があるわけではない。

アルバイトしようと思っていた時間が思うように取れない現実もわかったので、今まで以上に仕事も頑張ろうと思っている。

ひとり親に近いとはいえ、妻が存在し、多少なりとも依存できることも大きな相違点であることはわかっている。本当に誰にも依存できない、ひとり親で頑張ってる方々はすごいと思った。

 

今までも、家事はできる限り分担してきたつもりだった。

しかし、これも中途半端な甘えと手伝っているのだという自己満足であったのだとも思い知らされた。

 

妻に勧められて「ミステリと言う勿れ」というドラマを家事をしながら見ていたのだが、その中に非常に印象深いやりとりがあった。

 

「家事の手伝いをしているつもりでゴミ捨てもやっている。」と言う刑事さん。

そこに主人公の久能さんが「ゴミ捨てはゴミ捨て場に持っていくだけではなく、部屋中のゴミ箱からゴミを集め、分別しゴミ袋の残数を確認しながら袋に詰めていく作業から始まり、これが大変なのだから、捨てにいくという一部だけをやっても手伝ったとはいえない」というような返答をしていた。

 

私もまさにそうだったのだ。

中途半端な覚悟で、かえって妻に負担をかけていたのかもしれない。

 

昨日はそんなことを考えながら帰宅し、疲れて寝ている妻を見ながら、さらに素直になれないでいる自分が情けなかった。

 

まだまだちっちゃい人間なのだと落ち込んでいた今日の午前中でした。